3周波mosaic-go(X5モジュール)による電子基準点の作り方はこちら
目次
.UBX 生データを解析
rtklibのstrsvr.exeで取得したデータはをDrogger Processorを用いて解析していきます。
Drogger Processorを起動します。
平面直角座標系を指定します。
新規プロジェクトを作成します。
ログの確認
設定通りにstrsvr.exeでログを収集していたら、こんな感じにログが生成されていると思います。
名前(ファイル名)が****_000000.ubxとなっていて、更新日時が9:00で終わっており、ファイルサイズが約250MB程あれば、それが24時間分のGNSSログデータです。
ファイル名生成時には、strsvr.exeがおそらくUTC(世界時)で作成しているのではないかと思います。
更新日時の表示は、WindowsOSの時間で日本時間です。
日本時間午前9時がUTC0:00なので、上記20220618_000000.ubxは、日本時間6/18 9:00~6/19 9:00までの24時間のログデータという訳です。
これを踏まえて、Drogger Processorの解析時間を設定します。
解析
6/18の9:00から6/19の9:00を指定します。
セッション名を右クリックしてRawデータのインポート
GNSSログデータを指定し、
データ取得間隔は「30秒」
点番号、点名を入力し、Next
RWSのセットのアンテナを利用している場合は上記の設定に。
Next
この画面は気にせずNext
ubx生データから、自動でRINEXデータが生成されます。
正常に変換出来ればOKです。
※観測日時(GPST)となっていますが、日本時間が表示してあります。とりあえず気にせず、Finish
解析の条件決めになりますが、とりあえずは上記設定でNext
最寄りの電子基準点を3ヶ所選択し、国土地理院のFTPアカウントを入力したらNext
あとは自動で、電子基準点のデータをダウンロードしてくれて、
自動で解析してくれます。ほんと、放置でOK。
正常に完了してくれたみたいなので、解析結果を見てみます。
路線をON
測位データの確認
電子基準点間の閉合差の確認
座標の確認
国家座標!!
これで、電子基準点から三次元網平均計算で算出された、国家座標に準拠・整合した基準点の座標値が得られました。
次は、ntripで配信する為の準備です。
簡単!Droggerでマイ電子基準点①
・機材の準備、接続設定
簡単!Droggerでマイ電子基準点②
・GNSS観測ログ収集
簡単!Droggerでマイ電子基準点③
・Drogger Processorダウンロード、国土地理院FTPサーバ登録
簡単!Droggerでマイ電子基準点⑤
・緯度経度の60進数→10進数変換
簡単!Droggerでマイ電子基準点⑥
・Ntrip配信
(参考)
Beyond your wall with Drogger(ビズステーション株式会社ブログ)
DG-PRO1RWS 基準局でQZSSを出力する Windows版
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新年あけましておめでとうございます。いつも貴重な資料を公開していただきありがとうございます
当職は2年前からDoragerGPSで観測して登記業務をに使用しています。
スタティックで基準点を観測し、RTKで筆界点を観測しております。
rawデーターのlogファイル名が私の観測では常に「2A-10_11-05-58ubx」(1月2日11時から14時の観測)であり「*****000000.ubx」のに出力されない。ご教示ください。
あけましておめでとうございます。
私の環境ではファイル名は都度変更されている事を確認致しました。アプリのバージョンは2.12.214です。
当社も、DroggerGPSを利用するただの一利用者に過ぎませんので、アプリの不具合等は、ビスステーション株式会社様に直接のお問合せをお願い致します。
以下、ビズステーション株式会社様のお問合せフォーム
https://www.bizstation.jp/ja/drogger/contact/