目次
- 1 分かりにく過ぎる型番
- 2 スタティックをメインで使いたい
- 3 RZX.D(mosaic-X5モジュール)
- 4 RWX.DC(F9Pモジュール)
- 5 RTKを中心に使いたい(携帯電波が届く範囲で利用する)
- 6 RZX.D(mosaic-X5モジュール)
- 7 RWX(F9Pモジュール)
- 8 山間部や電波が届かない極地でRTKを使いたい
- 9 RZX.DC(mosaic-CLASモジュール)
- 10 RWX.DC(F9Pモジュール+CLASモジュール)
- 11 基準局に使いたい
- 12 RZS.D(mosaic-X5モジュール)+HX-CSX601Aアンテナ
- 13 RWS(F9Pモジュール)
分かりにく過ぎる型番
3周波Droggerが発売されましたが、型番だけで判断するのは正直、超ややこしいです。
ポチる前に、目的にあったものをこの記事でご確認下さい。
分かりにくさは3周波に対応しているmosaic-GNSS処理モジュールが2種類ある事。
型番の規則が分かりにくい事。
RZシリーズに使われているのは、septentrio社のmosaicモジュールです。droggerに使われているmosaicモジュールについて解説します。
mosaic-X5モジュール
従来のL1+L2信号に、【L5信号】が追加された、いわゆる3周波GNSS受信機です。
mosaic-CLASモジュール
従来のL1+L2信号に、【CLAS信号(L6信号)】が追加された、いわゆる2周波GNSS+CLAS受信機です。
型番の規則について
パッケージでの分類
RWX・RZX・RWM・RWP
RWS・RZS
付加機能での分類(.ドットの後につく名称)
RWX.DC(RWのXパッケージに、SDカードスロット+CLAS機能搭載)
RWS.DCM(RWのセパレートタイプに、SDカードスロット+CLAS+MovingBase機能搭載)
RZX.D(RZのXパッケージに、SDカードスロット搭載)
D・・・SDカードスロット搭載
C・・・CLAS機能
M・・・MovingBase
—余談—
RWはRTKをWband(2周波)でするから・・・?
RZはRTKを・・・?なんだZって。ももいろクローバーZのゼーーーーットかな。
スタティックをメインで使いたい
RZX.D(mosaic-X5モジュール)
3周波でスタティックをしたい。
都心部でRTK測位をしたい。
RWXと同じ【大容量バッテリー搭載移動局用】の【Xパッケージ】です。
3周波の観測データをSDカードにロギング出来ます。
RTKは2周波で行いますが、追尾可能な衛星が増えています。(従来2周波Drogger比較)
RWX.DC(F9Pモジュール)
スタティックは2周波でも充分だと思う。
やっぱりAndroid端末不要のSDカードでロギングしたい。
【大容量バッテリー搭載移動局用】の【Xパッケージ】です。
2周波の観測データをSDカードにロギング出来ます。
つでにCLASも受信できます。
RTKを中心に使いたい(携帯電波が届く範囲で利用する)
RZX.D(mosaic-X5モジュール)
都心部でも山間部でも、とにかくRTK測位のFix率を最強に向上させたい。
3周波でスタティックをしたい。
RWXと同じ【大容量バッテリー搭載移動局用】の【Xパッケージ】です。
3周波の観測データをロギング出来ます。
RTKは2周波で行いますが、追尾可能な衛星が増えています。(従来2周波Drogger比較)
RWX(F9Pモジュール)
高性能アンテナで感度を高めて、都心部でRTK測位のFix率を高めたい(RWP比較)。
山間部や電波が届かない極地でRTKを使いたい
RZX.DC(mosaic-CLASモジュール)
RWX.DC(F9Pモジュール+CLASモジュール)
CLASでのFix率がどの様に違うのかは分かりません(桜町測量調べ。調べてない)
基準局に使いたい
RZS.D(mosaic-X5モジュール)
+
HX-CSX601Aアンテナ
将来の為に、今から3周波基準局を準備したい。
民間等電子基準点のB級以上※1を考えている
PC不要のDrogger単体でQZSSも配信したい。
※1 国土地理院1級GNSS測量機 登録機種(No235)
RWS(F9Pモジュール)
出来るだけ安く基準局を作りたい
民間等電子基準点はC級にしかならない
QZSSの配信は単体では出来ない(要WindowsPC)
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