SNIPに直接comポートからのsirial接続で受信データを取り込んで配信出来ますが、それだと受信機の生データをそのまま配信しているだけです。
u-bloxのF9Pの生データと比べ、生データをRTCM3にコンバートしたデータを配信するのとでは、通信量が約6分の1程に節約できます。
テザリング等で外出先でRTKする場合も、通信量は少ない方がいいですよね。
今回はSTRSVRを使って、国際規格であるRTCM3にして配信する方法を書いてみます。
SNIPの設定
SNIPのSerialStteamsで設定を消します。
PUSHED-IN STREAMSのタブに移動します。SET UPをクリック。
passwordに、任意のパスワードを設定します。
STRSVRの設定
RTKLIBのSTRSVRを起動します。
INPUTはSerial
OUTPUTはNTRIP serverを選択。
OPTを開いてPort,Bitrateを選択
NTRIP STRSVRの設定
NTRIP CASTER HOST:ローカルIP
PASSWORD:先ほどSNIPで設定した任意のパスワード
MOUNTPOINT:任意
CONVをクリックしてCONVERSIONFROMにチェック
U-BLOX TORTCM3
MESSAGE TYPEを入力
これでSTRSVRの設定は完了です。
SNIPで接続確認
STRSVRをStartさせInput,Outputが緑になれば配信成功です。
SNIPに配信されているはずですので確認してみましょう。
SNIPのPushed-In Streamsで受信を確認します。
Caster and Clientsのタブで、
1Active ConnectionとなっていればOKです。
これで、RTCM3で通信量節約しながら快適なRTK-GNSSを楽しみましょう。
以上、SNIPによるRTCM3配信の方法でした。
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