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RTKスマホでどんな事が出来る?
マーカー不要!撮った写真を解析するだけで実際の寸法を計測する事が出来る!
RTK測位で得られるcm単位の高精度な位置情報が写真に正確に記録される(EXIF情報)ので、マーカーを必要とせず、写真撮影位置から精度の高いリアルな寸法を計測出来る3Dモデルを生成する事が可能に!



フォトグラメトリー(Photogrammetry)において、写真を解析する事により3Dモデルを生成する事が出来ますが実際の大きさは分かりません※1、実寸サイズの情報を付加するにはマーカーなどを一緒に撮影し、そのマーカーにも正確な座標情報を設定する必要があります。
RTKスマホは、写真撮影位置の位置情報にRTK測位の位置情報をリアルタイムに記録する事で精度の高い位置情報を解析に利用する事で、実寸計測が可能となります。
※1 画像だけでは精巧なミニチュアと本物の画像を判別出来ない。
用意する物
ハードウェア
Androidスマホ

DroggerRWM

ソフトウェア
※プロ版はウォーターマークが入らない為
RTKスマホの作り方
RWMに両面テープを貼ります

貼付けます!!

べち

以上
撮影する
DroggerGPSアプリを起動

RTK測位スタート

アングルカメラ起動

撮る
以上
解析する
さくっと撮影した、上記の8枚写真を、Metashapeでさくっと解析してみます。



計測する

コンクリートブロックは1枚約40cmです。
たった8枚写真を撮って解析してみましたが、やはり精度は上々の様です。
まとめ
DroggerRWMをスマホにペッと貼るだけで、RTKスマホが完成しました。
カメラレンズの位置を特定している訳ではありませんが、相対位置はほとんど変わらないと仮定して検証しております。
Anglecameraアプリを使用することで、毎秒の位置情報と連動する事が出来て、高精度の位置情報が写真に付加できます。
高精度な位置情報を利用することにより、たった8枚の写真でも破綻することなく現実の大きさを持った3Dモデルを作成する事ができました。
マーカーも不要で実測出来るのは、モニュメントや像をフォトグラメトリする際には便利かもしれません。
今回はスマホの位置情報を外部GPSとしてRWMを利用したものでした。
デジタル一眼カメラも、スマホの位置情報を利用出来る物があると聞きます。
デジタル一眼カメラにRWMをペッと貼付けて、高解像度のデジイチの写真にスマホ経由でcm級の位置情報を付加するのも面白そうです。
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