この記事は、格安PCを新たに購入し、その格安PCをNtripSeverとして基準局の配信を行う為の設定の追憶です。
記事も格安PCで作成していますが、格安PCとは思えない程そこそこ快適に動きます。
目次
格安PC+DroggerRWSで、QZSS配信
DroggerRWSの内蔵Ntripを使えば、基準局として設定出来ますが、それだけでは日本のみちびき衛星(QZSS)は配信されません。
安くても使える、格安PCを配信専用機にして、日本を中心に飛んでいるQZSSも配信してみましょう。
QZSSの軌道はこれだ!(●がQZSS)
格安PCが、本当に格安。
ラズパイより安いのではないか?OSもついているのにこの価格は・・・怪しい。
普通に使える
Youtubeも4Kで再生できるし、WordPressの編集も余裕。
スクリーンキャプチャは遅いけど、おもちゃレベルではないですね。
キーボード入力が変?
@が入力出来ねーじゃねーか!FFFFFFUUUUUUU
キーボードレイアウトが変になっている場合はこちらで解決
https://www.sumahoinfo.net/entry/windows-11-keyboard-layout2/
DroggerGPSアプリで、RWSの設定をする。
恒例のリセット
恒例のリセットオワリ
概要
Android端末での設定
-更新レートを1Hz
-SBAS IMESを除きすべての衛星をON
-Bluetooth Message Typeで、RAW_OBSをロギング
—————-確認——————————
-RTK、移動局、基準局ともにOFF
-[受信機のファームウェアはVer2.0以降]をON
—————————————————
受信機に起動設定する。
レシーバ再起動→受信機起動の確認
切断
PCでの設定
Bluetooth接続
Drogger Ntrip Severをインストール
基準局情報を入力してStart
PC配信用の設定
RWSに接続
RWSの電源ON
DroggerGPSアプリでRWSと接続
再接続(RWS本体に設定通りで起動するかを確認する)
監視モードで起動していたら、設定がRWSに記憶されている。
Stopで、受信機と切断する。
RWS本体の接続表示を確認する
Bluetooth接続が切れていることを確認したらOK
ここから、PCとRWSを接続する。
PCとBluetooth接続
Windows版のDrogger Ntrip Severをインストール
RWS 基準局でRTCM3.xを出力する Windows版
以下のURLからDrogger Ntrip Severをダウンロード
https://www.bizstation.jp/droggergps/ntrip/DrNtripSrvSetup.exe
実行
インストールフォルダの変更
※初期インストールでは、設定が保存されない場合があります。(「DrNtripSrv.iniが書き込めません」)と表示される場合。
3つのファイルが展開される
DrNtripSrv.exeをダブルクリック
Msg# | Message Name & Usage Commentary |
---|---|
1075 | GPS MSM5 The type 5 Multiple Signal Message format for the USA’s GPS system. |
1085 | GLONASS MSM5 The type 5 Multiple Signal Message format for the Russian GLONASS system. |
1095 | Galileo MSM5 The type 5 Multiple Signal Message format for Europe’s Galileo system. |
1115 | QZSS MSM5 The type 5 Multiple Signal Message format for Japan’s QZSS system. |
1125 | BeiDou MSM5 The type 5 Multiple Signal Message format for China’s BeiDou system. |
1005 | Stationary RTK Reference Station ARP Commonly called the Station Description this message includes the ECEF location of the antenna (the antenna reference point (ARP) not the phase center) and also the quarter phase alignment details. The datum field is not used/defined, which often leads to confusion if a local datum is used. See message types 1006 and 1032. The 1006 message also adds a height about the ARP value. |
1008 | Antenna Descriptor and Serial Number A textual description of the antenna “descriptor” which is used as a model number, and a (presumed unique) antenna serial number (text). Also has station ID (a number). The descriptor can be used to look up model specific details of that antenna. See 1007 as well. Search for ADVNULLANTENNA for additional articles on controlling this setting. |
1230 | GLONASS L1 and L2 Code-Phase Biases This message provides corrections for the inter-frequency bias caused by the different FDMA frequencies (k, from -7 to 6) used. |
1075 | GPS MSM5 米国のGPSシステム用のタイプ5のマルチプル・シグナル・メッセージ・フォーマット |
1085 | GLONASS MSM5 ロシアのGLONASSシステム用の第5種複数信号メッセージフォーマット |
1095 | Galileo MSM5 ヨーロッパのGalileoシステム用のタイプ5のマルチプル・シグナル・メッセージ・フォーマット。 |
1115 | 日本の準天頂衛星システム用の第5種複数信号メッセージフォーマット |
1125 | BeiDou MSM5 中国のBeiDouシステム用のタイプ5のマルチプルシグナルメッセージフォーマット |
1005 | 定常RTK基準局ARP 一般に局記述と呼ばれるこのメッセージには、アンテナのECEF位置(位相中心ではなくアンテナ基準点(ARP))と、1/4位相アライメントの詳細が含まれる。データムフィールドは使用/定義されていないため、ローカルデータムが使用されている場合、しばしば混乱を招く。メッセージタイプ 1006 および 1032 を参照。1006 メッセージには、ARP 値に関する高さも追加されます |
1008 | アンテナ記述子とシリアル番号 モデル番号として使用されるアンテナ “descriptor “のテキスト記述と、(おそらくユニークな)アンテナシリアル番号(テキスト)。また、局ID(番号)もある。記述子は、そのアンテナのモデル固有の詳細を調べるために使用できる。1007も参照。ADVNULLANTENNA で検索すると、この設定の制御に関する追加記事が見つかります |
1230 | GLONASS L1およびL2コード位相バイアス このメッセージは、使用されるFDMA周波数(k、-7~6)の違いによって生じる周波数間バイアスの補正を提供します |
https://www.bizstation.jp/droggergps/ntripcaster/DroggerNtripCasterSetup.exe
https://www.bizstation.jp/droggergps/ntrip/DrNtripSrvSetup.exe
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素朴な疑問なのですが、QZSSの配信の有無により、移動局の精度やFIX速度にどの程度影響があるのでしょうか。
もちろんQZSSありの方が良くなると推測されますが、現実的にあまり実感できずにいます。
明確なデータ等があれば紹介頂けると助かります。
それから、誠に申し訳ないのですが、サイトマップ(記事一覧)の写真の女性が凄く印象深くて怖いです。
差し支えなければ犬のゆめちゃん(あちぃです、のやつはサイコー)の写真にしていただけると安心して見られます。
よろしくご検討下さい。
みちびきは、単純にGPSの数を増やします。しかも長時間、いい位置に見えるGPS(補完)衛星です。
オープンスカイだと恩恵はあまり無いのかもしれませんが、都心部だとビルに邪魔されない場所にQZSSが飛んでいるかもしれません。
なので、精度には影響しないかもしれませんが、安定性を増す事に期待出来ます。
https://qzss.go.jp/overview/services/sv02_why.html
それに、日本の為に打上げられたみちびき衛星を、日本に設置する電子基準点が利用しないのはとてももったいないです。
ご返信ありがとうございます。
主役はあくまでアメリカのGPSで、日本のQZSSはそれを補完する役割を担う、のですよね。
QZSSの有無ではっきりと体感できる違いがあれば分かりやすいのですが・・・。
刻々と変化するGPSの配置状況下では、明確な違いを感じ取るのは難しいのでしょうね。
https://youtu.be/ZX1bqVNVc64
QZSSの配置がどうなっているのかの動画です。GPSや他の衛星と違い、日本の上空に留まっていることが確認出来ると思います。
体感は難しいかもしれませんが、視覚での訴求力はあると思います。
赤丸がQZSSです。
動画のご紹介、ありがとうございます。
facebook「民間等電子基準点を作ろう」もよく拝見させて頂いております。
いつも熱心な投稿に感心させられています。
今後ともよろしくお願いします。