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ガッデム! GoProとDroggerMJpegで写真測量が新たなステージに移行
GoProの動画から、cm級の精度を持った位置情報付きの画像を切り出して、写真測量を行う技術が生まれました。
それがガッデム(GDM)写真測量
なんばいいよるか、いっちょん分からん。

動画から位置情報付画像を生成する Beyond your wall with Drogger
Drogger Processor ユーザーズガイド Beyond your wall with Drogger
GDM写真測量に必要なもの
GoPro HERO 5~11 又は GoPro HERO13
GoPro HERO 12はGPS機能が無いため、GPS時刻での自動同期に対応しません

Droggerシリーズ(写真はDrogger RWM)

RTK基準局

民間等電子基準点を探す
(open-hinata3で探す→https://kenzkenz.xsrv.jp/open-hinata3/?s=YTI3B2O)
善意の基準局–善意の基準局掲示板
(open-hinata3で探す→https://kenzkenz.xsrv.jp/open-hinata3/?s=iPJvYSA)
自前のRTK基準局で。
(電子基準点の記事-桜町測量のブログ)

GoProのGPS情報は誤差が大きい問題をRTK測位で補う
GoProの位置情報はメートル精度
水平位置で数メートル(約3〜10m)程度の誤差、鉛直方向では10~20m程の誤差がある。
写真測量をするには、GoPro内蔵のGPSでは誤差が大きすぎます。
写真測量ではcm(センチメートル)の精度が必要です。
Droggerを使ったRTK測位の位置情報はセンチメートル精度
水平位置で数センチメートル(約1〜3cm)程度の誤差、鉛直方向では2~5cm程の誤差がある。
写真測量をするには、GoPro内蔵のGPSでは誤差が大きすぎます。
写真測量ではcm(センチメートル)級の精度が必要です。

GoProの3mって300cmやろ?それがDroggerのRTK測位だと3cm?
ガッデム!!RTK測位ってスゲーやん!
でも、どうやってGoProに、別製品のDroggerの位置情報を与える?
Drogger MJpeg
え?
Drogger MJpeg。
Drogger MJpeg(写真測量支援機能)
動画から位置情報付画像を生成する Beyond your wall with Drogger
ビズステーション株式会社のGNSS測位の計算ソフト「Drogger Processor」に、機能の一部として「Drogger MJpeg」が搭載されました。
この機能は、GoPro動画のメタ情報からGPS時刻を読み取り、DroggerのGPSデータと照合して、動画から切り出した画像に高精度な位置情報を付与します。
Drogger Processorって無料で使える、スタティック測量するときのあのソフトウェア?
そう、なぜか無料で使えるGNSS計算ソフト。
もはや、Drogger Processorは現代のバグ。というかチートアプリ。
ガッデム!Drogger MJpegも無料で使えるって事ぉ?
まじ卍!!
Drogger MJpegを使うには、Drogger Processorを最新版に更新してください。
位置情報の同期について、もうちょっと詳しく
GoProの動画とDroggerの位置情報は同期していません。別個のデータです。
別個のデータなので、なにかしらの基準で同期させないといけません。
そこで基準とするのがGPSの時刻情報です。
この「GPS時刻」とは、衛星に搭載された原子時計から発信される極めて正確な時刻であり、宇宙から光速で地上へ届けられています。
そのため、異なる機器で記録されたデータでも、同じGPS時刻を基準にすれば、同じ時刻に撮られた動画のフレームに、同じ時刻の位置情報を付与できるというわけです。
で?画像に高精度の位置情報があるからって、それのどこがいいの?
別センチメーター級の位置情報がついたからって、何かいい事あんのかね?
GoProの動画をフォトグラメトリして出来た3次元のモデルが、正しい大きさを持っていたらどう思う?
動画撮るだけで、計測出来るようになるって事かい?
考古学で発掘した土器なんかも、動画を撮るだけで実際の大きさを持った3Dデータを作る事が出来るかもしれんばい!
動画を撮るだけで測量出来るって事かい?
語弊を恐れずにいうと「そう」
実際には基準マーカーとかは必要になると思うばってん、フォトグラメトリで重要なカメラの位置が推定の位置ではなく、実際の位置という情報になるってところが凄いところやね!
正確な位置情報を持った画像を使ったフォトグラメトリについて、もうちょっと詳しく
画像にセンチメーター級の位置情報があると何がいいのか?
通常のフォトグラメトリでは、カメラの位置を推定(SfM)して3Dモデルを作ります。
しかしこれは「相対的なモデル」であり、スケールが不明確です(精巧なミニチュアと実物は、写真だけでは区別がつきません)。
ここにセンチメーター級の正確なカメラ位置(緯度・経度・楕円体高)を加えることで、解析された3Dモデルは、現実世界の正しい位置と大きさを持った点群として生成されるようになります。
課題はある
カメラの位置情報が正確になっただけでは、カメラの姿勢(向き)まで明らかになるわけではありません。
カメラの向きを正確に推定するには、写真内に基準となる対象物が写っていることが必要です。
そのため、写真測量として土地などを測るには、どうしてもGCP(地上基準点)が必要になると考えられます。
MJpegを使うには、Drogger Processorを最新版に!
Drogger Processorは無料で使える神ソフトウェア!
Drogger Processorを入れていない人はこちらから
入れてる人はDrogger Processorを最新バージョンにする






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MJpegを使うには

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ドローンの上にドロガーを載せたら業務用ドローンと同等性能になりますかね?
GNSSの測位性能は他社に遜色はないと思いますが、測位位置とカメラ位置とのオフセットの連動などの要因はありますので、一体型のシステムと同等にするにはいろいろと困難ではないかと思います。