国土地理院でダウンロード出来る電子基準局のデータについての覚書です。
RINEXデータのダウンロード

衛星をGRJEに変更すると、RINEXver3.02が選択出来ます。

観測データの中身とは?
観測ファイルをダウンロードすると、
「**.20o.gz」というファイルが手に入ります。
これを7-zipなどのアーカイバで解凍すると、
「**.20o」のテキストファイルになります。
このファイルはRENEX形式のOBSERVATION DATAです。
rtkconvで生成される「**.obs」データと同じものの様です。
次に衛星軌道情報ファイルをダウンロードし、展開すると
**.20g
**.20l
**.20n
**.20q
のファイルが生成されます。
これはrtkconvで生成される「**.nav」の航法ファイルがそれぞれの衛星毎に分かれたものです。
ちなみにrtkconvで生成される「**.nav」は全衛星の航法データが一括にまとめられています。
※設定で分離も可能です。(rtkconvのoption→sep navにチェックを入れるだけ)
まとめ
**.20o OBSERVATION DATA (基準局の観測データ)
**.20g GNSS NAV DATA (R:GLONASS衛星の航法データ)
**.20l GNSS NAV DATA (E: Galileo衛星の航法データ)
**.20n GNSS NAV DATA (G: GPS衛星の航法データ)
**.20q GNSS NAV DATA (J: QZSS衛星の航法データ)
ひとり言
g,l,n,qだのREGJだの、どこの衛星かわかりづらいんですよ。
でも、当初はGPSだけだったんで、navigationって事でGPSはnファイルになったんでしょうね。
で、次いでロシアが参入して、GLONASSなんでgファイルになったと。
Galileoは頭がgだけどロシアに取られてるし、lが2個あるんでlファイルと。
QZSSはかぶらないんで、そのままqファイルになったんだろうな?
なんて考えてみたり。
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