Droggerは2台しか持ってないけど・・・
新点を3つ作りたかとです。
出来らあっ!
2台のDroggerを使って、3点の座標値を測位計算します。
2台しかないので、重複した点を交えて、時間差で観測する事になります。
Aセッションで点st1と点st2を同時観測します。
その後、1台のDroggerを移動させて、
Bセッションで点st2と点st3を同時観測します。
(Aセッションでも、Bセッションでも点st2は重複した点として同一の場所を観測しています。)
目次
Aセッションでの観測
1回目の同時観測(Aセッション)が終わったら、2回目の同時観測(Bセッション)の場所にDroggerを移動する。
Bセッションでの観測
st2のDroggerは移動させんばってん、そのままロギングしっぱなしじゃなく、一度ロギングば停止して、AセッションをBセッションに変更して、もう一度ロギングば開始するばい。
st2の場所は同じ点だから、点番号と点名は、1回目(セッションA)も2回目(セッションB)も同じにせなんけん!
観測データをPCに取込む
観測データをPCに入れたら、1回目の観測(Aセッション)と2回目の観測(Bセッション)の区別が付くようにファイル名を変えておいたばい。
【試してみたい方】記事中で解析に使用したGNSS観測データのダウンロードはこちら
DroggerProcessorは無料やけん、とりあえずお試しあれ!
利用する電子基準点を選ぶ
グーグルマップで「電子基準点」と検索
この3ヶ所の電子基準点でやってみる事にしよばい。
解析
Aセッションの解析では
【st1】を電子基準点【玉名】と電子基準点【長崎国見】と解析します。
【st2】を【st1】と解析して、Aセッションの解析は終了です。
Bセッションの解析では
重複点【st2】を固定局としてBセッションの観測データを登録します。
【st3】を【st2】を基準局として解析した後に、電子基準点【福岡高田】と解析します。
こっからDroggerProcessorで解析していくばい!
バージョンは1.0.3.144げな。
福岡県の平面直角座標系は2系
あとから、この記事用のサンプルデータもダウンロード出来るけん、試してみるときは平面直角座標系は2系に設定してばい!
Aセッションの【点st1】の解析 (Aセッションはst1とst2の同時観測)
Aセッションのst1の観測データをDroggerProcessorに放り込む
Aセッションの【点st2】の解析 (Aセッションはst1とst2の同時観測)
st2の解析ばするばってん、これは電子基準点とじゃなくて、st1のと解析するけんね!
Aセッションのst2の観測データをDroggerProcessorに放り込む
このst2の観測データはAセッションのやけん、こんまま「はい」ばい
これでAセッションの観測データばDroggerProcessorに登録出来たばい。
Bセッションの【st2】の観測データの登録 (Bセッションはst2とst3の同時観測)
Bセッションの重複点st2は、解析はしません。
st2はAセッションで解析しとるけん、観測データの登録だけするけんね!
デフォルトで「続けて解析処理を行う」にチェックが入っとるけん、勢いのまま解析せんごつ注意ばい!
Bセッションのst2の観測データをDroggerProcessorに放り込む
Aセッションに追加するか聞かれるばってん、Bセッションのst2やけん「いいえ」ばい
新しいセッションを作成するので、「いいえ」をクリック
Bセッションの重複点は、基準局として利用します。
Bセッションの【st3】の解析 (Bセッションはst2とst3の同時観測)
st3をst2と解析する
st3ば放り込んだらst2と解析するばい
Bセッションに追加やけん、そのまま「はい」ばい
st3を電子基準点【福岡高田】と解析する
完了
でけた!
平均図、観測図、網図、点検計算図の表示・印刷はCommercial ライセンスで利用可能になる機能です。
https://www.bizstation.jp/ja/drogger/DP_lic.html
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